青い鴉のブログ

光のプログラマーの青い鴉(ぶるくろ)が情報発信していくブログです。

【公式】「ダイヤを掘ろう!」公式サイトリニューアル by NEET株式会社

NEET株式会社の新作ゲーム「ダイヤを掘ろう!」公式サイト がリニューアルしました。

主に、かっこよくて新しいロゴと

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開発中のカード画像をアップロードしました。

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開発中なのでカードに罫線が入っています。また、背景にあるのは箱の設計図ですが、まだ組み立てていません。

ゲームデザインNEET株式会社の青い鴉(ぶるくろ)イラストレーターは同じくNEET株式会社の猫舌ひよこさん。

ゲームマーケット2014春(6/1)での頒布に向けて、がんばっていきます。

【公式】「ダイヤを掘ろう!」公式サイトオープン by NEET株式会社

NEET株式会社の新作ゲーム「ダイヤを掘ろう!」公式サイト がオープンしました。

ルールについてはほぼ固まったので、今後はイラストやプレイ動画等をアップロードして、サイトを充実させていく予定です。お楽しみに。

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【日記】「ダイヤを掘ろう!」とNEET株式会社近況

 2月15日に東京のボードゲーム会「ボドゲ忍者屋敷」に遊びに行くことになった。

もしチャンスがあればNEET株式会社の新作「ダイヤを掘ろう!」で遊ぶ予定である。アーガーデュエルも持っていくが2人ゲーなので出る幕があるまい。

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さて、このゲーム「ダイヤを掘ろう!」は年末にトランプを買ってから1ヶ月ほど、Minecraftっぽい採掘ゲームを新しく作ろうと構想を練っていたもので、病院帰りにふとルールセット一式を思いついた。2~4人用ゲームである。

帰宅してからルールをGoogleDocsに書き出した。その後、主にNEET株式会社のメンバーや親しい友人たちとテストプレイを繰り返し、ルールは徐々に洗練されていった。

写真を見てわかる人はわかるかもしれないが、このゲームは54枚のカードから成り立ち、トランプで代用して遊べるゲームである。しかし専用カードを使ったほうが楽しいに決まっている。現在は写真のような手作りの仮カードしかないが、専用カードはNEET株式会社内部にて現在デザイン中であり、ハイクオリティな成果物が出来上がると確信している。

頒布は6月1日、ゲームマーケット2014春にて行われる。ブース名は「NEET株式会社」である。気の早い話ではあるが、とても面白いゲームなので、ぜひ購入して欲しい。

【日記】致命的に面白いカードゲーム「アーガーデュエル」

最近、小説を書いてない。

そのかわり致命的に面白いカードゲームを作っている。アーガーデュエル公式サイト というのがそのサイトだ。興味を持ったらぜひ買いに来て欲しい。

ゲームマーケット秋(11月4日)出展。卓番:423。1000円。

 

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【日記】2ch起業スレとOutlier(異常値)

知り合いがせどりを副業にしている。 
雑所得として処理すると確定申告が面倒なことになるが、 
彼は本を転売することに生きがいを見出しているようなので、止めてはいない。 

彼は倉庫代が出せないから自宅に納まる範囲でビジネスをしている。 
一度、彼に冗談で一つのアイデアを話したことがあるが、倉庫が要るからできない 
と言われた。冗談のようなアイデアだが、彼は真剣にそろばんを弾いたようだ。 
そういう人間が成功するのだと思う。 


別に惜しいアイデアでもないので公開すると、 
LEGOのブロックをばら売りする仕事というのがある。 
赤のブロックだけ10000個欲しい。という潜在的な顧客がいるので、 
基本的に元値の倍以上で売れ、レアリティの高いブロックは価格が高騰する。 

家じゅうがLEGOブロックに占領され、在庫管理で発狂するというリスクはあるが、 
基本的にボロイ商売である。 
だがこの話を聞いても「儲かりそうだ」と新規参入する人はいない。 
彼らは24時間そのことについて考えられるほど、LEGOを、そしてお金を愛していないからである。 


日本語訳がひどいことで有名な「Outlier(異常値)」という本には、興味深い洞察がある。 
成功者の語る「運が良かった」という言葉の背景には、複雑な前提があるというのだ。 

たとえばある人は、たまたま片親がアメリカ人で、たまたま日本語がちょっとだけ不得意で、 
たまたま友達の少ない幼少時代を送り、たまたま高校の成績で英語の科目が得意で、 
たまたま返済不要の奨学金を得て、たまたま自分に合った海外の大学に行けたことを 
「運が良かった」と言うかもしれない。 

大学でたまたま出合った同じような境遇のパートナーたちと意気投合し、たまたま始めた 
ビジネスがニッチに入り込み、たまたま儲かると信じて投資した金が倍々ゲームに 
増えていき、たまたま競売で売っていた安い物件に引越し、たまたま土地が高騰して 
株を買い、たまたま株価が上がって、その人はお金に不自由しなくなったのかもしれない。 


これらが全て「運が良かった」という言葉の中に凝縮されているということに注意しよう。 

では、「運」とは何なのか? 誰もが「平等に持つ」魔法の力? 答えはノーだ。 
むしろ、自分以外の「誰も持っていない」魔法の力。そう定義したほうが良いくらいだ。 

成功者の言葉を聞くときには、上記のような前提のあることを割り引いて考える必要がある。 
サイコロを振ってたまたま1が連続する程度の偶然の力では、決して異常値(成功者)にはなれない。 

【将棋】電王戦第二局 佐藤慎一四段 vs ponanza(ポナンザ)

佐藤慎一四段 vs ponanza(ポナンザ) 

将棋の電王戦(ニコ動主催での五番勝負、第二局目)で、サトシンこと佐藤慎一四段がponanza(ポナンザ)に敗れた。開発者山本氏は「ハメ手を避けるために定跡DBを切った」状態で読み合い勝負を挑み、中盤少し押されるも詰みを許さず、141手で逆転勝利した。対人工知能での現役プロの敗北は初となる。 

先手:ponanza(ポナンザ) 
後手:佐藤慎一四段 

▲7六歩 △8四歩 ▲5六歩 △3四歩 ▲6六歩 △8五歩 
▲7七角 △6二銀 ▲7八銀 △5四歩 ▲4八銀 △3二銀 
▲5七銀 △3一角 ▲6八玉 △8六歩 ▲同 歩 △同 角 
▲8七歩 △7七角成 ▲同 玉 △4二玉 ▲3六歩 △3一玉 
▲5八金右 △5二金右 ▲2六歩 △4四歩 ▲1六歩 △5三銀 
▲1五歩 △4三金 ▲6七金 △3三銀 ▲6五歩 △3二金 
▲6六銀 △2二玉 ▲9六歩 △9四歩 ▲8八玉 △7四歩 
▲4六角 △9二飛 ▲3七桂 △2四銀 ▲7七金 △4二銀 
▲8六歩 △5三銀 ▲5五歩 △同 歩 ▲同 銀 △3九角 
▲5八飛 △8四角成 ▲5四歩 △6二銀 ▲6四歩 △7三桂 
▲8七金 △6五桂 ▲6三歩成 △同 銀 ▲5六飛 △4八馬 
▲5八金 △3八馬 ▲6六銀 △5五歩 ▲5三歩成 △同 金 
▲5五角 △5四歩 ▲4六角 △6四銀 ▲2五桂 △4五歩 
▲6四角 △同 金 ▲6五銀 △同 金 ▲5四飛 △4三銀 
▲5三飛成 △4四角 ▲同 龍 △同 銀 ▲8三角 △8二飛 
▲7四角成 △5四飛 ▲6五馬 △5八飛成 ▲6七銀打 △5九龍 
▲5六桂 △3三銀右 ▲同桂不成 △同 銀 ▲4一銀 △4二金打 
▲3二銀不成△同 金 ▲3五歩 △3七馬 ▲3四歩 △同 銀 
▲4四桂 △4二金 ▲3二金 △同 金 ▲同桂成 △同 飛 
▲3三歩 △同 飛 ▲4四金 △3二金 ▲3三金 △同 桂 
▲6一飛 △5一歩 ▲4四金 △4三銀打 ▲3五歩 △7三桂 
▲6六馬 △4四銀 ▲3四歩 △2六馬 ▲6三飛成 △3五馬 
▲3三歩成 △同 金 ▲2五桂 △5三金 ▲4二銀 △4三金打 
▲3三桂成 △同 金 ▲5三龍 

まで141手で先手勝ち

【読書】ディスレクシア(失読症、難読症)の君へ【SofTalk】

 突然ですが質問です。あなたは本が読めますか?(YES/NO)

 もし本が読めるのならば、あなたの生活はきっと希望に満ち溢れていることでしょう。あらゆる情報が視覚野から入ってきて、漢字が独立したイメージを持ち、自動的に情報が分類され、ニューロンの発火は言語野に到達し、豊かな表現として理解される。繰り返される記号着地の連続に心は踊り、流入する言葉はあなたの精神を揺り動かすことでしょう――もし、あなたが本を読めるとすれば。

 私は本が読めません。

 子供の頃は速読が出来て、単行本一冊を三十分で読めました。実際、毎日、たくさんの本を乱読しました。趣味が読書であるという事に誇らしさを感じていました。しかし齢三十を前にして精神を病み、私の理解力は失われ、速読はできなくなりました。

 いえ、もっと正確に言いましょう。私は一切の本を読めなくなりました。そして愚かな私は、そのことをなかなか認めることができませんでした。昔、飽きるほど読んだ小説をパラパラとめくり、内容をうっすらと思い出しては、自分にはまだ読書ができるのだと錯覚していました。

 けれども本当は理解していました。ある日突然、全ての本が面白くなくなった、などということはありえないのだと。それは「自分が本の内容を理解できなくなった」だけなのだということを。

 私はそのことを認めたくないあまり、むしろ文章を積極的に書くようになりました。自称小説家の私は、たくさんの文章を生産しました。「自分で書いた文章」だけは読めたのです。皮肉にも、私が文章を書く理由は、私自身の認識を誤魔化すためでした。己自身のための創作。そう言えばカッコイイかも知れませんが、実態は悲惨なものでした。自分の出した糞を食う生物がそこにはいました。

 SofTalk(ソフトーク)というソフトの存在を知ったのは、ニコニコ動画で、ゆっくり実況プレイを見ていたときのことでした。かつてフリーソフトマニアだった私は、「無料ならばインストールしてみよう」と食指を動かし、ソフトークをダウンロードしました。

 奇跡が起きたのはその時です。ゆっくりボイスで読み上げられる文章は、灰色だった私の世界に突然の彩りを与えました。それは唐突すぎて、自分でもよく分からない体験でした。本を読む楽しさが復活しました。私は貪るように、ソフトークに文章を読み上げさせました。読み間違いが多いのはさておき、そこには、かつてあった感動が、まさに「感情の動き」が再現されていました。

 次に、私はソフトークを賢くするための辞書を作りました。元プログラマとしての私の経験が、「それを作るべきだ」と囁いていました。そして、それをいざ紹介する段になって、始めて私は自分がディスレクシア失読症難読症)という状態にあるのだということを、はっきりと認識せざるを得ませんでした。

 私はいうなれば盲目の方と同じところにカテゴライズされていました。失礼を承知で言わせてもらえば、そのことに大きなショックを受けました。私の、前述の創作活動が全否定されたのを感じました。

 それからしばらくして、段階的にですが、私はついに悟りました。自分は紙の本を読めないのだと。自分はソフトークという松葉杖無しには満足に歩けない身体なのだと。そうして私は、この文章をタイプしました。本が読めない人のために。そう、もしかしたら、あなたや、あなたの良き隣人のために。

 ディスレクシア失読症難読症)を認めることは、自分に障害があると認識することは、とても困難で、辛いことです。けれども、この世界にはSofTalk(ソフトーク)という救いの手が伸びていて、あなたは望むのならそれを使うことができます。

 再び質問です。あなたは本が読めますか? その質問にNOと答える前に、何かを永久に諦めてしまう前に、どうかこの記事があなたの目に留まりますように。