青い鴉のブログ

光のプログラマーの青い鴉(ぶるくろ)が情報発信していくブログです。

2015/01/03 青い鴉(ぶるくろ)と血友病A

 私は血友病Aという先天性の難病(特定疾病)を持って生まれてきた。血友病というのは普通の人と比べて、血が止まりにくい病気である。止血に関わる第八因子が欠けているために、止血プロセスが正常に機能しない。したがって出血が起きた場合、注射キット(最近は技術の進歩でひとまわり小さくなった)で第八因子を血中に補充しなければならない。さもなくば死ぬ。

 いきなりネガティブな面から自己紹介を始めるのは自己アピールや面接術としては愚行だと言われている。でも今の私を形作る上で欠かせないもの、それは病気の話なのである。私はこの病気と共に生きてきたし、これからも生きていくだろう。したがって、私としては、血友病について、あらぬ誤解を抱かれては困るのである。 

 色々な点で、私は非常に恵まれている。まず、血友病というのは、世が世なら最初の怪我で出血(または内出血)して即死する病気である。生まれてから早いうちに病名を特定できたのは幸せだったといえる。次に、補充療法である血液製剤(のちに非血液製剤に移行)が存在していたことが挙げられる。最後に、親や教師に理解があったため、普通の学校に通い、学校のクラスメイトに対して病気をカミングアウトすることができた。これらの点を総合して、私は非常に恵まれていると考える。

 音楽合唱部や美術部に籍を置き、いかに過度の運動を避けたとしても、子供時代は、足首をくじきやすい。その都度、私は保健室の冷蔵庫から製剤を取り出し、自己注射することになった。左足首をくじくとそれをかばって右足首も痛くなる。そういう負のスパイラルに陥ることを防ぐため、何日も注射を打ち続けた日もある。なんだか面倒くさいな、というのが当時の感想であった。

 先天性というキーワードで察した方もいるだろうが、血友病は遺伝性の病気である。世が世なら、若くして死んでもおかしくない。だが不思議と、両親を恨む気持ちにはならなかった。先ほど述べた通り、私は十分に恵まれている。五体満足に産んでもらったことを感謝せずに、たかだか血液の不調のために、親に文句ばかり言うのは非生産的だろう。そして私は非生産的なことが嫌いな子だった。

 私が好きな思考法の中に、「消去法」というのがある。まず全ての可能性を列挙し、そこから不可能なものを消していくというものだ。そうやって、野球がダメなら合唱を、サッカーがダメなら美術を頑張ればいいと割り切った。バスケがダメなら勉強でトップになればいいと結論した。

 そして、おそらくそれが私の基本的な哲学になったのだろう。もし、何らかの理由で、無数にある可能性のうちの何割かがダメになってしまったとしても、それでも私は決して諦めない。大切なのは、人生というゲームで、常に最善手を打ち続けて幸せを掴むことだと考えている。

 神様がいるかどうかは知らない。運命があるかどうかも知らない。けれども私の生き様はきっと、神や運命への挑戦なのだろう。2015年、正月。

 

【日記】マレタ(地底)! ~アルシャマとカリュカの冒険~

最近小説を書いています。正確には6年前に書いた作品の転載ですが、読んでもらえればありがたいです。

冒険者アルシャマと暗殺者カリュカは、マレタ(地底)で前代未聞の大冒険を始める! トジコ=マレタ、マキコ=マレタ、ツツミコ=マレタの三国から成る地底世界、通称マレタには、猫もクラゲも魔女も居るぞ。しかも、地上の魔女まで介入してくるから、決して一筋縄ではいかなくて!? 80話、10万字にて完結予定。毎朝5時更新。


マレタ(地底)! ~アルシャマとカリュカの冒険~

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【日記】カレーポーカー制作中止のお知らせ

皆様ごめんなさい。カレーポーカーの制作中止のお知らせです。

イラストレーターさんとの調整不足で、ラフ画をそのまま製品に使うことができなくなりました。今回、新しくイラストを描く時間も無く、また印刷と袋詰め作業も難しいことから、カレーポーカーはいったん制作中止とさせていただきます。

できれば試作品だけでも持っていきたいのですが、それもNGになるかもしれません。500円玉を持って期待してくださっていた皆様には、本当に申し訳ないです。

【日記】カレーポーカー制作日誌その6

色塗りが進まない

イラストレーターの猫舌ひよこさんがうつ状態に突入してやさぐれてしまったので、色塗りが進んでいません。色塗り前の試作品はこちら。一応遊べるけど色がぜんぜんカレーっぽくないね!

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え? カレーポーカーは萌えキャラゲーか、ですって!?

――ふははは。いまさら気づいたか。もう遅いわ! このカードゲームで、この世の全てを萌やし尽くしてやる! 泣いたり笑ったりできなくしてやる!

閑話休題

なぜ青い鴉(ぶるくろ)はカードゲームを作るのか?

青い鴉(ぶるくろ)がカードゲーム(アナログゲーム)を作る理由はただ一つ。歴史に名を残すためである。制作コストが圧倒的に低いにも関わらず、ヒットすればすごく名前が売れる。それがカードゲーム(アナログゲーム)の良いところだ。

でも誰かに必要とされたいって言う人ほど、小説とか音楽とかイラストとかゲームとか無くても困らないものを作りたがるよね。所詮は中二病をこじらせた綺麗事っていうかナンセンスなナルシズムっていうか(ry

そんな反論にも負けずに今日も俺は戦うわけ。だからお前等も戦え。取り戻せ。矜持を。

【日記】カレーポーカー制作日誌その5

コンポーネント:22枚のカードたち

カレーポーカーは具体的に何から成り立っているかを説明し忘れていました。このゲームは22枚のカード、すなわち、じゃがいも5枚、にんじん5枚、たまねぎ5枚、にく5枚、コック2枚から成り立っています。

コックはワイルドカード(ジョーカー)です。これをドラフトして、5枚を伏せて選択し、最終的な役を競います。

狙うべき役

まだ強弱を調整中ですが、役には以下のものがあります。

・5カード

・ロイヤルストレートフラッシュ(絵柄が全部同じ)

・ストレートフラッシュ(同じ絵柄が4枚以上)

・4カード

フルハウス

・フラッシュ(同じ絵柄が4枚以上)

・ストレート

・3カード

・2ペア

・1ペア

※ここでいうフラッシュは同じ絵柄が4枚以上のものを指します。

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この目つきの悪い子がコック(ワイルドカード)です。コックに関して、2枚取ったら負けるなどのややこしいルールがありましたが、撤廃されました。今は取れば取るだけ得なカードになっています。

では、今回はこのへんで。

【日記】カレーポーカー制作日誌その4

4人プレイ時のドラフトの回し方の変更

4人プレイ時にゲーム性が下がる件について検討した結果、4人プレイ時には左左右右右の順でカードを回してドラフトすればよいのではないか? という案が出ました。

ちょっと分かりづらいですが、←(左)←(左)→(右)→(右)→(右)の順で回すことで、自分が以前ピック(選ぶこと)したカードが再び回ってくるようになるという簡単なルール変更です。

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イラストはにく子。カッコイイ&かわいいですね。赤い髪に白いハイライトが入る予定ですが、モノクロなので想像力で補ってください。

フラッシュを作れるようにしよう

フラッシュが作れない件についても、ルール変更で対応します。通常のポーカーでは同じ絵柄が5枚揃わないとフラッシュになりませんが、それだとロイヤルストレートフラッシュしか狙えないので、このゲームでは同じ絵柄が4枚でフラッシュ扱いになるということにします。

以上、簡単なルール変更でした。

【日記】カレーポーカー制作日誌その3

カレーポーカーは簡単すぎる?

5分で終わることで有名なカレーポーカーですが、昨日4人でテストプレイをした際に、あまりゲーム性が無いという点を指摘されました。5枚のカードをドラフトするのですが、4人対戦だと自分の最初の手札だったカードが最後に1枚回ってくるだけで、相手の手札を推理するような楽しみかたができない、という意見です。

この意見を受け、何らかの対策を打つべく、現在、試行錯誤しております。

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イラストはたまねぎ子。泣いています。たまねぎを切ったときに出る硫化アリルという成分には催涙性があり(以下略)イラストも泣いています。

カレーポーカーではフラッシュを作れない?

また、カレーポーカーではドラフトの結果としてポーカーのように役を作っていくわけですが、その枚数上、ペアか、ストレートか、くらいしか戦略として選べず、ストレートフラッシュ狙いが無理ゲーすぎるという指摘もありました。

この点も、改善していく必要があると考えています。